ダイエットの基礎知識 〜有酸素運動と筋トレ〜

こんにちは!RAYELパーソナルトレーナーの古賀です!
今回は有酸素運動と筋トレ、それぞれの特徴とダイエットにおける活用の仕方について解説していきます。

目次

有酸素運動と筋トレの違い

有酸素運動は主に体脂肪をエネルギー源とする強度が弱く長時間持続可能な運動です。ジョギングやサイクリングなどの運動がこれに該当します。

一方、筋トレは主に糖質をエネルギー源とする高強度の運動になります。運動時のエネルギー供給の際に酸素を必要としないことから無酸素運動ともいいます。

有酸素運動はそのエネルギー源からダイエットを行う際には積極的に取り入れられていますが、ダイエット専門ジムをはじめとしたパーソナルトレーニングジムにおいては筋トレを推奨して指導しているジムがほとんどです。

その理由をこれから解説します。

理由① 長期的な体型維持に不利だから

有酸素運動によるエネルギーの大部分は体脂肪から供給されますが、これは100%ではなく筋肉を分解することでエネルギーを生み出す機関も働きます。つまり、有酸素運動により筋肉が減ってしまうリスクがあるということです。

筋肉が減少することで基礎代謝が低下し、一日に必要とするカロリーも少なくなります。
この状態は脂肪がつきやすく減りにくい状態であるため、長期的に体型を維持するためには運動量の維持のほか、食事のコントロールも継続的に取り組む必要があります。

一方、筋トレをメインとしたダイエットは筋肉量を維持・増加を念頭に行いますので代謝低下を抑える効果があります。こうすることによりただ痩せるだけではなく、脂肪がつきにくい体作りを目指します。

【参考】

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理由② スタイルが崩れやすいから

メリハリのある体を目指す際に必要なのは少ない体脂肪と十分な筋肉量となります。
しかし、有酸素運動により脂肪と体重が減少した結果、体の印象としてはどうしてもひょろっとした感じの仕上がりになりやすくなります。

より美しく健康的で機能的な体を目指すにあたっては筋トレは必須事項なのです。

理由③ 成長ホルモンの分泌

激しい筋トレは脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには強力な脂肪分解作用があります。このため、筋トレは脂肪燃焼の効率が高くなるのですが、有酸素運動のような低強度の運動では成長ホルモンは分泌されません。

また成長ホルモンには体の組織の成長の促進や再生に関わるので美容効果も期待できます。
一般的に加齢により自然分泌は減少しますが、筋トレにより分泌を促すことでいつまでも若々しい体を作ることが期待できます。


このように筋トレにはダイエットに何かと都合が良いのです。
今回は有酸素運動のデメリットにフォーカスを当てたような内容となっていますが、それぞれの特性を理解した上で作成されたプログラムであればより効率的にダイエットを進めることができます。

気になる方はいつでもご相談ください!

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この記事を書いた人

古賀大介
健康な身体を目指したダイエット、姿勢や関節痛の改善およびゴルフやサッカーなどの運動パフォーマンスアップを目指すトレーニング指導を主に担当

【主な保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
CSCS(全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

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