身体づくりにおける大豆の有効性と注意点

トレーナーの古賀です。もうすぐ節分ですね。

節分といえば豆まきということで、今回は大豆のダイエット効果についてご紹介します。

目次

大豆の栄養素

豊富な栄養素
大豆は別名「畑の肉」と言われるくらいタンパク質の豊富な食品です。その量は100g辺り約35gと同量で比較すると鶏胸肉よりも多い含有量になります。(鶏胸肉は100g辺り約19g)

他にも食物繊維・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・葉酸・パントテン酸・ビオチン・カリウム・カルシウム・マンガン・亜鉛・リンなど多くの栄養成分が含まれています。

大豆イソフラボン
大豆の特徴的な栄養素として挙げられるのが大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンとはポリフェノールの一種であり、分子構造がエストロゲン(女性ホルモン)に似ていることが最大の特徴です。

形が似ていることからエストロゲンと似た作用が起こるため、女性らしい身体作りにおいて大豆製品が有効とされています。

ソイプロテインの特徴

ソイプロテインは大豆から生成されたプロテインで、大豆イソフラボンの関係からよく女性向けのプロテインとして売り出されています。しかし、男性が飲んでも特に問題はありません。

特徴としては一般的に流通している牛乳由来のホエイプロテインより体内に吸収される時間がゆっくりであることです。これは消化に時間がかかるのが理由なのですが、この性質から睡眠前など食事間隔が長いタイミングで飲むと良いとされています。逆にトレーニング後のようになるべく早く吸収してほしいタイミングではあまり向いていないプロテインだともいえます。

ダイエットにおける注意点

ロリーが高い

大豆を摂る際に気をつけたい点として、含有カロリーが低いわけではないところです。というのも、大豆は全体の約20%程度の脂質を含んでいるからです。

先ほど100g当たりのタンパク質量を鶏胸肉と比較しましたが、カロリーで比較してみると鶏胸肉が約190キロカロリーなのに対し、大豆は約420キロカロリーと倍以上のエネルギーを含んでいます。

大豆イソフラボンの影響

大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用があると前述しましたが、それが筋肉の増加にネガティブな影響を与えるという報告があります。

上記の注意点はいずれも過剰な摂取量にならなければ特に問題にはなりません。

ダイエットでは「◯◯ダイエット」といった形で特定の食品に偏向した食事を続けるやり方がありますが、そのような食生活にならないよう注意しましょう。

食事は目的に合わせてバランス良く摂るよう心がけ、その中で上手く大豆食品を活用してみましょう。

まとめ

今回のまとめです

・大豆はエネルギーの密度が非常に高く高タンパク質である
・豆腐、納豆のほかプロテインなど様々な製品に加工されている
・大豆イソフラボンにより美容効果が期待できる
・どの食品でも当てはまることだが、過剰な量の摂取は禁物

目標と自分の生活のスタイルに合う形で取り入れていくとよいと思います。

それではまた!

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この記事を書いた人

古賀大介
健康な身体を目指したダイエット、姿勢や関節痛の改善およびゴルフやサッカーなどの運動パフォーマンスアップを目指すトレーニング指導を主に担当

【主な保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
CSCS(全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

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