内臓脂肪と皮下脂肪

トレーナーの古賀です。
今回は脂肪の種類についてのお話です。

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内臓脂肪と皮下脂肪

一般的に体脂肪と呼ばれているものは「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の二つに大別されます。

これは蓄積している部位の違いによるもので内臓に蓄積した脂肪は「内臓脂肪」、内臓より表層、筋肉の上に蓄積したものが「皮下脂肪」となります。

内臓脂肪は腹部を中心に蓄積するので、過剰に蓄積するとウエスト周辺が太くなった印象を与えます。
一方、皮下脂肪は全身に蓄積しますが特に下半身が蓄積しやすく、お尻やモモのあたりが太くなるような印象になります。

このように脂肪タイプにより見た目の印象が変わるので、内臓脂肪型の肥満を「リンゴ型」、皮下脂肪型の肥満を「洋ナシ型」という風に表現したりします。

なお、ホルモンなどの関係で男性は内臓脂肪型に、女性は皮下脂肪型になりやすいといわれています。

内臓脂肪と皮下脂肪の性質の違い

内臓脂肪は蓄積しやすいが、消費されやすい性質であるといわれています。一方皮下脂肪はゆっくりと蓄積する分、消費も内臓脂肪より遅いとされています。

この性質から、ダイエットを行うとまずは内臓脂肪が優位に代謝されるため初期は腹部の変化が確認できるかと思います。

皮下脂肪が優位に蓄積している人は内臓脂肪優位の人より変化が出るのが遅れてくることも考えられるので、気長にアプローチを続けることが大事でしょう。

脂肪を減らすポイント

どちらも脂肪であることは変わらないので、基本的にやることは食生活の改善と定期的な運動に取り組むことが大事になってきます。

食生活の改善

適切なカロリーの範囲内で炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく摂取することが最も大事になります。それに加えて、ビタミン、ミネラル、水分の十分な補給、食事のタイミング、食材の質などを突き詰めることでより体脂肪の燃焼を加速させることが出来るでしょう。

定期的な運動

週2~3回くらいを目安に運動する習慣を身につけましょう。

脂肪を直接消費するのであれば有酸素運動が有効です。20~60分位をめどに取り組むようにしましょう。また、効率的な脂肪燃焼の促進には筋肉の量が重要になりますので、レジスタンストレーニングも並行して行うようにすればリバウンドのリスク低下も期待できます。

脂肪が溜まる原因を考えよう

生活の乱れと脂肪の蓄積には強い相関関係があります。

脂肪が増える原因となってしまった悪習慣が改善しない限り脂肪は減らないですし、減ってもまた元に戻ってしまいます。

ダイエットを始める際、まずは自分自身を振り返り見つめなおす時間を作ることをお勧めします。

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この記事を書いた人

古賀大介
健康な身体を目指したダイエット、姿勢や関節痛の改善およびゴルフやサッカーなどの運動パフォーマンスアップを目指すトレーニング指導を主に担当

【主な保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
CSCS(全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

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