はじめに
「最近ずっと疲れてる気がする」
「休んでもスッキリしない」
そんな風に感じたことはありませんか?
私たちの体は、意識していなくても日々の生活の中で少しずつ疲労をため込んでいます。ところが、現代女性の多くは“疲れていることに慣れてしまっている”ため、自分の体からのSOSを見逃しがちなんです。
今回は、気づかぬうちに進んでしまう“疲労の貯金”の正体と、そのリセット方法についてお話しします。

疲労は「なくならない借金」になる?
疲労は単なるだるさや眠気ではありません。脳科学の研究では「疲労=脳がこれ以上動かすと危険だとブレーキをかけているサイン」とされています。
つまり、“疲れているのに無理して動く”というのは、赤信号を無視して走り続けるようなもの。これを繰り返すと自律神経が乱れ、免疫力低下やホルモンバランスの崩れにつながります。
特に女性は、ホルモンの変化やストレスの影響を受けやすいため、男性よりも「疲労の借金」をため込みやすいといわれています。

あなたの疲労サインチェック
次の中で3つ以上当てはまる人は、疲労が“貯金”されているサインかもしれません。
- 朝起きても体が重い
- 肩こり・頭痛が慢性的
- 甘いものやカフェインに頼りがち
- 休日も寝てばかり
- 気分の浮き沈みが激しい
- 集中力が続かない
いかがでしたか?
これは「気合いが足りない」わけではなく、体が本当に回復を求めている証拠です。

疲労をリセットする3つの習慣
では、たまってしまった疲労をどうリセットすればよいのでしょうか?
①「浅い呼吸」を整える
ストレスが続くと呼吸が浅くなり、酸素不足で余計に疲れやすくなります。1日数回でいいので、5秒かけて吸い、5秒かけて吐く“ゆっくり呼吸”を意識しましょう。
②「軽い運動」で血流を流す
疲れているときこそ、ベッドでじっとしているよりも、軽いストレッチやウォーキングで血流を促す方が回復が早まります。運動で分泌されるエンドルフィンは、ストレス軽減にも効果的です。
③「質のよい睡眠」で回復スイッチON
寝だめでは疲労はリセットされません。ポイントは「寝始めの90分」。この時間に深い睡眠に入るために、寝る前はスマホを見ず、ぬるめのお風呂で体を温めておくと効果的です。

おわりに
疲労は“体からの赤信号”。
無理して走り続ける前に、立ち止まって体の声に耳を傾けてみませんか?
ほんの少し生活を整えるだけでも、体は驚くほど軽くなります。
「疲れていることに慣れたまま」ではなく、「元気でいることが普通」な毎日を取り戻しましょう。
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