ボディメイクにおけるコーヒーの有効性

こんにちは、隙あらばコーヒーばかり飲んでいるトレーナーの古賀です。

普段は単純に好きだから飲んでいるのですが、コーヒーにはボディメイクをするにあたって好都合なことがたくさんあるので、トレーニングの効率化を狙って戦略的に飲んだりすることもあります。

今回はボディメイクにおけるコーヒーの有効性について解説いたします!

目次

中性脂肪の分解促進

コーヒーにはカフェインが含まれており、その量は100mlあたりおよそ40mg~60mgと言われ、市販のエナジードリンクと比較しても多い量となっています。

カフェインには脂肪を分解してエネルギーとして使われやすい状態にしてくれる効果があります。
したがって、運動前に摂ることで脂肪の減少を促すことが期待できます。

なお、カフェインによって分解されエネルギーとして使われやすい状態(血中遊離脂肪酸)であっても、体を動かさないなどエネルギーを消費しなければ血中遊離脂肪酸は再び脂肪に戻るので、飲むだけで脂肪が減るというわけではないことはしっかりと認識しておきましょう。

また、糖質やミルクと一緒に摂取することも効果を下げることとなるので、運動前にはブラックコーヒーで飲むようにしましょう。(体温を下げないようホットだとなお効率的です)

覚醒作用による集中力アップ

カフェインにはご存知の通り、眠気を覚ます覚醒効果があります。

そもそも眠気や疲労は活動によって分泌されるアデノシンという物質が脳内のアデノシン受容体と結合することで発生します。カフェインはこのアデノシンと形が似ており、アデノシン受容体と結合することができます。アデノシンと受容体の結合を阻害することで眠気や疲労を感じにくくなるのです。

したがって体が疲れにくく、トレーニングに集中できるのでより効果的なトレーニングを行うことができるようになります。

抗酸化作用による美容効果

コーヒーにはポリフェノールが多量に含まれています。

ポリフェノールの主な効能として
・抗酸化作用
・シミの予防、改善
・動脈硬化の改善
など様々です。

特に抗酸化作用については激しいトレーニング後に発生する活性酸素の対策に効果的です。
活性酸素は体を錆びさせると言われ、過剰に蓄積することで様々な体の不調を引き起こすとされています。

このようにポリフェノールは体の内外から調子を整えてくれる非常に有用な成分です。

コーヒーを飲むときのポイントと注意点

カフェインの過剰摂取を控える

カフェインは一日あたり400mgが摂取上限とされています。
過剰な摂取は、吐き気や動悸を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
ポリフェノールの摂取が目的の場合など、カフェインが不要の場合はデカフェコーヒーを選ぶなど工夫してみましょう。

コーヒーを飲んでも疲労は取れない

僕はコーヒーによる覚醒効果を「元気の前借り」と表現しています。
前述の通り、カフェインによる覚醒効果はアデノシンの受容体結合を阻害することで発生します。
この際、アデノシンは減少しているわけではなく、むしろ動くことでさらに増加することになるかと思います。

アデノシンを減らすためには質の良い睡眠が必須です。
無計画にカフェインで覚醒をすると疲れが取れない身体となり、体調を崩す原因となる可能性もあります。

疲労回復の基本は十分な睡眠であることを忘れず、計画的に摂取するようにしましょう。

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この記事を書いた人

古賀大介
健康な身体を目指したダイエット、姿勢や関節痛の改善およびゴルフやサッカーなどの運動パフォーマンスアップを目指すトレーニング指導を主に担当

【主な保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
CSCS(全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

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